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「ads.txt 」「app-ads.txt」 は、IAB(Interactive Advertising Bureau)の研究・開発組織であるIAB Tech Labによって策定された、プログラマティック広告取引の透明性を高めるための仕組みです。
https://iabtechlab.com/ads-txt-about/
https://iabtechlab.com/wp-content/uploads/2019/03/app-ads.txt-v1.0-final-.pdf
昨今、悪意を持った第三者が人気サイト・アプリになりすまし、実際に広告が掲載されているかのように装うことで、広告費を不正にだまし取る広告詐欺が増えてきています。
これにより、パブリッシャーは広告収益の減少(不正サイトに収益が流れてしまう)や広告枠の価値低下によって、単価や案件数が減少しさらに収益が下がる可能性があります。
また、広告主は意図しない不正媒体へ広告が配信されてしまったり(無駄な広告費の発生や)、費用対効果の悪化等、業界全体として悪影響を与えてしまっています。
こうした不正取引を防止し、適正な広告配信をすることを目的で誕生したのがads.txt / app-ads.txtです。
サイトにads.txt、アプリの場合はディベロッパーサイトにapp-ads.txtファイルを実装することで、
広告枠入札の際にDSP等のデマンドサイドがファイルをクロールし、正式な広告販売事業からのリクエストなのかを判定します。
こうすることでなりすましサイトやアプリへの広告配信を防止し、適正な広告配信を行うことができます。
将来的には、ads.txt / app-ads.txtファイルを実装しているアプリに関しては取引価格が上がっていく可能性もあります。
app-ads.txtの設置がない場合に買い付けを行わない事業者も存在するため、CPMの低下を防ぐためにもご対応をお願いいたします。
以下の手順に従って進めてください。
▼手順
●ads.txt / app-ads.txtのファイルを作成する
アドジェネでは、管理画面のads.txt / app-ads.txtのページで、御社のアカウントに沿った記述をコピペできるようにご用意しているので、①をコピーしてテキストファイルを作成してください。
※ ①は、Ad Generationのapp-ads.txtに加え接続先デマンドのコードも含みます。(OpenX, Magnite(Rubicon), PubMatic, Pangle, Index Exchange, Unruly, Xandr等)
また、Ad Generationのアカウントの管理を委託され、広告枠の再販を許可されている場合は、3番目のフィールドをRESELLERに変更してください。
なお、Ad Generationの配信に加えて下記のアドネットワークSDKを追加している場合はそれぞれのコードも記載する必要がございます。
▶をクリックするとコピペ用のテキストボックスが表示されますので、必要に応じてコピーしてご利用ください。(②)
また、カスタムタグをご利用されている場合は直アカウントのコードもお忘れなく記載してください。
と名前をつけて保存してください。
●Webサイトの配下にads.txtまたはapp-ads.txtを設置する
Webサイトの場合(ads.txt)
アドジェネの広告を配信しているwebサイトのドメイン直下にads.txtのファイルを設置してください。
詳細についてはIABのマニュアル(https://iabtechlab.com/ads-txt)をご覧ください
AppStoreの場合:「デベロッパWebサイト」のリンク先として指定されているURL
GooglePlayStoreの場合「デベロッパーの連絡先」→「ウェブサイト」に指定されているURL